1881年2月2日、1つの警察著の管内に7つの「交番」を設置することが定められた。
町の中に交番を置き、そこを中心に制服の警察官が活動するという交番の制度は、1874年に東京警視庁が設置した「交番所」が世界初だった。
当初は建物がなく、街中の交差点などに警察官が出向いていたが、1881年より常設の建物を建てて警官が常駐するようになった。
ちなみに、その後全国に広がり、「派出所」は警察官の詰所、「駐在所」は外勤警察官が居住する施設という名称に統一されたが、1994年11月1日に、
「交番」(KOBAN)が正式名称となった。
語源は、「交代で番をする」ことからと言われている。
日本で一番有名な交番は、「こち亀」の「亀有公園前派出所」だろう。
ただしこの派出所は実在せず、写真の警視庁亀有警察署亀有駅北口交番がモデルとなっている。
もちろん、両津勘吉や中川圭一、秋元カトリーヌ麗子のモデルはいないのだろうが。