4月は「駅弁」の需要拡大が見込まれる行楽シーズンであり、また弁当の「弁」の字が、洋数字の「4」と漢数字の「十」を合わせた形に近いことから、一般社団法人・日本鉄道構内営業中央会が1993年に制定した記念日。
駅弁のルーツは、1885年に栃木県宇都宮駅で売り出されたおにぎりとたくあんを竹の皮で包んだものだった。
人気の駅弁と言えば、富山の「ますのすし」、群馬・安中の「峠の釜めし」、青森・森の「いかめし」などが頭に浮かぶが、何といっても定番は横浜の崎陽軒が販売する「シウマイ弁当」に尽きると、僕には断言できる。
中身は、シウマイ5個、鮪の漬け焼き、蒲鉾、鶏の唐揚げ、玉子焼き、筍煮、あんず、切り昆布、千切り生姜、黒胡麻が乗った俵のご飯、小梅というスター揃いの顔ぶれだ。
ご飯は蒸気で蒸した物で、シウマイはホタテを贅沢に練り込み冷めていても美味い。筍の煮物に関しては、根強いファンがいて2017年には筍煮がフューチャーされた弁当が売られたこともある。
この弁当が950円というのは、まさに究極のコスパである。
今年は、この弁当が登場してから70年ということで、今月1日から70周年オリジナルロゴ入りのパッケージが出ている。
弁当としても、旅のお酒のつまみとしても、「シウマイ弁当」を超えるものはないだろう。
さて、今日も・・・