1995年1月17日午前5時46分52秒、阪神・淡路大震災が発生した。
震源地は明石海峡で、マグニチュードは7.3。
神戸市市街地を中心に被害は甚大で、犠牲者は6434人に達し、当時は戦後最大の自然被害となった。
この大震災では、学生などのボランティア活動が目立ち。「日本のボランティア元年」とも言われることになる。
この年の12月、災害への備えと充実強化を図る目的で、この日が「防災とボランティアの日」と閣議で制定された。
僕は当時日本テレビの営業局営業推進部勤務であり、毎日7時過ぎに出勤するのを日課としていた。始めはそれほどの大規模被害であることがわからず、出社してテレビ画面を見ながら、各局のリポートの背景の倒壊した建物の映像に愕然としたことを覚えている。京都の実家を始め、関西方面の電話はどこにも繋がらず、できることは何もなかった。自分の無力ぶりを痛感することになる。
それだけに、ボランティアの活躍には本当に頭が下がる思いがした。
あの日から28年、我々はあの日の教訓を活かすことができているのだろうか?
今年もまた北陸で大きな震災があったが、我々はそれをしっかりと受け止めているのか?
静かにそれを考えてみたい。