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  山の日
Rakza MAGAZINE

山の日

2023.08.11
編集長の独り言
田中 尚雅

「山の日」は日本の国民の祝日。現在祝日は年に16日あり、その中で「山の日」は2016年に制定された最後の祝日である。

当初、お盆休みに連続させやすい利点があるとして、8月12日となる案が有力だったが、ある理由によって11日と決まった。

それは、12日は日航機123便墜落事故の日であり、祝日にするには違和感があるとした意見が少なからずあったからだ。

さらに2020年は東京五輪・パラリンピック特措法により五輪の閉会式の翌日の予定の8月10日に変更されたがコロナの影響で五輪自体が延期となった。

加えて2021年も延期された五輪の閉会式の翌日8月9日に変更する案があったが、これもながさき平和の日と重なるという理由で8日に決まった。

まことにややこしい。

この祝日が定められた当時、祝日がない月は6月だけとなったが、その後天皇誕生日が12月から2月へと変わり、6月と12月が祝日のない月となっている。

ちなみに世界各国の年間祝日数を比べてみると、タイ23、中国21、韓国・インド17、日本16、フランス11、アメリカ10、ドイツ9、イギリス8、となっている。

いろんな理由が重なり、なかなか国民に覚えてもらえない、かわいそうな祝日となっている。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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