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  古書の日
Rakza MAGAZINE

古書の日

2024.10.04
編集長の独り言
田中 尚雅

なぜ今日が「古書の日」なのか?

「古」の字を「十」と「口」に分けて10月の10、「十」と「口」を重ね合わせると「田」になるから4冊の本に見立てて4日らしい。

こういう、緻密そうでありながらいい加減な当てはめ、結構好きなのである。

ちなみに「古書」は、絶版となってから時間が経っていて、新刊として手に入れることが難しい本を指すらしい。

そうなると、引越しマニアである僕の東京の家には、古書はほとんど残っていない。

一生懸命探したら、いつか京都の友人からもらった大学教授だったお父様の書籍「論語」が、我が家の最古の書籍だった。

和綴の柿渋のような表紙の二冊。

奥付を見ると、初版は明治十七年三月四日、手元にあるものは第百三回印刷で昭和二年五月二十日の版だった。

箱入りの単行本で、北原白秋の叙情小曲集「おもひで」の十番や、同じく箱入りの十二代目市川團十郎著の「歌舞伎十八番」の初版もあったが、いずれも平成の時代になってからのものだった。

今日は、古書に親しんでみたい。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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