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  「怪物」が召された日
Rakza MAGAZINE

「怪物」が召された日

2021.07.03
編集長の独り言
田中 尚雅

日本の競走馬の歴史に名馬は数あれど、幅広いファン層に支えられ「怪物」と称された馬がいる。その名は、オグリキャップ。

 

1987年5月、岐阜県の笠松競馬場でデビューし、12戦10勝(うち重賞5勝)を挙げて中央競馬入り、20戦12勝(うちG14勝)を記録した名馬だ。

2000年にJRAが行った「20世紀の名馬大投票」では、ナリタブライアン、スペシャルウィークに次ぐ3位だったが、競馬会の「殿堂入り」にあたる、たった34頭しかいないJRA顕彰馬の中でも、トップクラスの成績を残している。

オグリキャップはクラシック登録をしていなかったため、皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞には出場できなかったのが残念でならない。

 

それでもG1の4勝、中でも最後のレースとなった1990年12月23日の有馬記念では武豊騎乗で臨み、メジロライアンとホワイトストーンを抑えて有終の美を飾り、「奇跡の復活」「感動のラストラン」と呼ばれた。

あの時の16万人の観客の「オグリ」コールは、忘れることができない。

 

引退後は種牡馬となったが、2006年には種牡馬も引退、余生を送っていたが2010年の今日7月3日、倒れて起き上がれないでいるオグリキャップが発見され、検査の結果右後肢脛骨を複雑骨折しており、安楽死の処置が取られた。

 

「芦毛の怪物」と呼ばれた灰色のオグリキャップだが、その生涯の最後は真っ白な毛並みだった。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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