アメリカのジャズミュージシャン、グレン・ミラーは、1944年の12月15日慰問のためイギリスからフランスへ向かう途中、イギリス海峡上空で乗っていた専用機とともに消息を絶った。40歳だった。
彼が率いたグレン・ミラー・オーケストラは、彼の死後も活動を続けており、カウント・ベイシー、ベニー・グッドマン、デューク・エリントンと並んで最も人気のあるビッグバンドであり続けている。
「グレン・ミラー物語」という彼の半生を描いた映画がある。
ジェームズ・ステュアートとジューン・アリスン主演で、グレン・ミラーの名曲とエピゾードが散りばめられたワクワクする映画だ。ストーリーとしても十分楽しめるばかりか、サッチモ(ルイ・アームストロング)が自分自身の役で出ているのもすごい。
僕の母はたいそうグレン・ミラー好きで、映画も好きで、グレン・ミラーのレコードも持っていた。その影響もあり、僕はこの映画のDVDを持っていて、昨夜もじっくりと楽しんだ。
「ムーンライト・セレナーデ」を聞くと、今も母の面影が浮かび上がってくる。