2014年9月27日11時52分、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山(標高3067メートル)が噴火した。
当時、噴火警戒レベルは通常の1であり、火山性微動は観測されておらずそれだけに突然の噴火となった。登山者が撮影した動画を見た人も多いと思う。
火口付近に居合わせた登山者のうち、58名が死亡、行方不明5名という日本における戦後最悪の火山被害となった。
御嶽山は古くから霊山として山岳信仰の対象であり、頂上にある御嶽神社に縁がある神社は全国に存在する。
それだけに2015年には噴火警戒レベルが下げられ、山小屋などの営業も再開され、現在はまた登山や信仰の名所となっている。
ただあの日の恐ろしいまでの噴火の様子は、今も目に焼き付いている。
あの日から、もう10年。