7月28日は、アイヌ語地名研究家・山田秀三の命日であり、また地名研究家・谷川健一の誕生日でもあることから、日本地名愛好会が2008年にこの日を「地名の日」と制定した。
北海道の珍しい地名はアイヌ語が由来となっていて、それに漢字を当てて地名としたことによる。
札幌は、サッ・ポロ・ベツ(乾いた大きな川)であり、苫小牧は、ト・マク・オマ・ナイ(沼の奥にある川)、釧路はクスリ(温泉水)といった具合である。
京都にも難読地名は多いが、先斗町(ぽんとちょう)、壬生(みぶ)、太秦(うずまさ)など、流行歌や史実や映画村のおかげで読める人が少なくない。
また、四条大宮や河原町御池など、交差する通りの名前を組み合わせた地名も多い。
かつていちばんウケた読み間違いは、烏丸丸太町(からすままるたまち)を「カラス丸々太る町」と読んだ人がいることだ。
地名の奥は深い。