1977年7月14日、日本初の気象衛星「ひまわり」が打ち上げられた。
その命名は、常に太陽の方を向いて咲くひまわりと、常に地球を見つめる気象衛星をなぞらえたことによる。
1977年といえば、王貞治が初の国民栄誉賞に輝き、キャンディーズが「普通の女の子に戻りたい」と言った年。今の若者には生まれる前の、遥か昔の物語である。
現在はひまわり9号が運用中で、8号が待機運用している。
そして10号が計画中だという。
ひまわりの日が植物のひまわりと直接関係がないのは残念だか、北アメリカを原産とするひまわりが、季語となるなど日本でも愛される花であるのは嬉しい。
漢字では向日葵、日車草などとも呼ばれる。英語ではサンフラワー。仏語ではソレイユ。
花言葉は「憧れ」「あなただけを見つめる」、これはギリシャ神話に由来する。
太陽神・アポロンは、水の精・クリュティエと恋人同士であるにもかかわらず、ペルシャ国の姫・エウコトエに一目惚れしてしまう。それに怒るクリュティエはエウコトエの命を奪うが、アポロンの心を取り戻すことはできず、花となって太陽の方を向き続けるという悲しい神話。
そんなひまわりが、僕は大好きだ。