1914年6月14日、パリで開催されたオリンピック委員会20周年記念式典で、五輪旗(オリンピック旗)が制定された、
オリンピック憲章では、「オリンピック旗は白地で縁なしとする。中央には5色のオリンピック・シンボルを配置する」と決められており、オリンピック・シンボルはオリンピック・リングを指している。
リングは5色で構成され、左から、青・黄・黒・緑・赤であり、輪を重ねて連結されたもので、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの五大陸と、その相互の結合、連隊を意味している。
そして、五つの輪は上に三つ、下に二つの形で配置され、これはWORLDの頭文字・Wの形を表している。
ちなみに、オリンピックのことを「五輪」と言うようになったのは、1936年のベルリン大会からであり、この言葉を考案したのは、当時読売新聞の運動部記者であった川本信正だという。
川本は、オリンピック・シンボルの五つの輪と、剣豪宮本武蔵の書「五輪書」から考案したそうだ。
パリオリンピックの開幕まで、あと42日となった。