1903年5月24日、日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」がオープンした。
このゴルフ場は、当時六甲山の山頂に住んでいたイギリス人貿易商のアーサー・ヘスケス・グルームが作った9ホールだけのもので、外国人専用のもので日本人は利用できなかった。
グルームは、神戸が開港した1868年に神戸に上陸し、六甲山の美しさに魅了され始めての人家となる自身の別荘を建てた。
その後、登山道の整備、植林なども行い六甲山の開発に力を注ぎ「六甲山の開祖」と呼ばれた。
日本のゴルフ場は、2005年の4294か所をピークに年々減少しているが、それでもまだ2100か所ほどある。これは世界で3番目の多さで、アメリカ、イギリスに次いでいる。
神戸ゴルフ倶楽部は、オープン翌年に18ホールに整備され、現在も営業されているが六甲山山頂に近い場所にあるため、11月中旬から4月中旬まではクローズになる。
一度は訪れてみたいゴルフ場だ。
六甲山の記念碑台では、グルームの胸像が建てられている。
もっとも僕はもう、10年以上ゴルフはやっていない。