メジャーリーグベースボール(MLB)にサイ・ヤング賞というのがあるのをご存知だろうか?
MLBでナショナルリーグ、アメリカンリーグそれぞれから、その年にもっとも活躍した投手に贈られるものだ。
サイ・ヤングという投手は、1890年からメジャーで活躍した投手で、現在も、通算勝利 511、通算敗戦316、通算先発 815、通算投球回数7356など、数々のメジャー記録を保持している不世出の大投手だ。
日本人で、この賞に輝いた人はいないが、ロジャー・クレメンスは実に7回も受賞している。
ちなみに、日本のプロ野球記録の投手による通算勝利数は、金田正一の400勝が最高で、300勝以上は金田を含めても6人しかいないことを考えると、信じられない記録である。
そのサイ・ヤング投手は、生涯で3度のノーヒッターを記録しているが、その最初にして唯一のパーフェクトを記録したのが、1904年5月5日のアスレチックス戦(ヤング自身は3チーム目のボストン・アメリカンズ所属)なのだ。
大きな賞に名前を冠したサイ・ヤングを想う記念日にしたい。
ちなみに、日本のプロ野球にもサイ・ヤング賞とよく似た沢村賞があるが、沢村賞の方が9年も早い1947年に制定されている。
しかも沢村賞は、先発投手のみが選考対象であり、厳しい選考基準もあるため該当者なしの年もある。
今日も野球を楽しもう。