1954年4月28日、明治製菓株式会社が日本初の缶ジュース「明治天然オレンジジュース」を発売した。
当時は瓶詰めが主流であったので、缶詰のジュースは画期的に見えた。
瓶では熱や紫外線でオレンジジュースのビタミンCが壊れてしまうので、缶ジュースを開発したということだった。
ただ、プロトップなどはなく、小さな缶切り(オープナー)で2か所に穴を開け飲んだものだ。
ちょっと驚くのは、「渡辺のジュースの素」という粉ジュースが発売されたのはこれよりも4年後のこと。榎本健一が歌うコマーシャルソングは、今でもソラで歌うことができる。
1967年以降は、果汁100%以外のものはジュースと名乗ることができないと定められたが、僕が子どもの頃は果汁飲料でサッカリンやチクロで甘みがついたものをそれこそ喜んで飲んでいた記憶がある。
懐かしい記憶の、甘い思い出だ。