1969年4月22日に、カーペンターズはメジャー契約をした。
その日から40年の2009年に、ユニバーサル・ミュージックは4月22日を「カーペンターズの日」と定めた。
リチャードとカレンの兄妹デュオ「カーペンターズ」は、70年代のポップミュージック界を席巻した。
カレンの低音の甘い歌声はすばらしく、オリジナル曲はもちろん、カバー曲も次々にヒットした。
また、リチャードが担当したアレンジも見事であった。クラシックのスタイルを踏襲し、弦楽器や金管・木管楽器も用いた。さらに、ハーモニーの重厚さが聴くものの心を強く揺さぶった。
カーペンターズはグラミー賞を3度受賞し、2曲が殿堂入りを果たしている。
僕としては、バート・バカラックの名曲「遙かなる影」と、日本では音楽の教科書にも載った「イエスタデイ・ワンス・モア」が好きです。
1983年2月4日、カレンの突然の死によってカーペンターズの歴史は閉じてしまう。死因は神経性無食欲症に起因するエメチンの心毒性、32歳だった。
カーペンターズのメジャー契約から、今日で52年の月日が経つことになる。
カレンの死からも41年になる。
しかし、カーペンターズのアルバムを開くと、未だ輝きを失わないカレンの歌声が溢れ出る。