西暦930年6月26日の午後、平安京内裏の清涼殿に落雷があり、大納言藤原清貫らが即死した。
この年、平安京では日照りが続き、公卿たちが雨乞いを相談していた時の出来事だという。
この落雷は、左遷され太宰府で命を落とした菅原道真の祟りであると信じられ、道真の学者としての名誉を回復し、雷の神「天神」として祀られることにもつながった。
2020年7月4日には、モスクワ郊外のスタジアムでサッカーのユース選手が雷の直撃を受けた衝撃の映像がロイターから配信された。幸いにもこの選手は胸部のやけどだけで命には別状がなく、半月ほどで復帰したという。動画を見ると、その衝撃はかなりのもので、よく無事であったと驚く。
この時期、実に落雷の事故が多く、特にグラウンドやゴルフ場、海などは危険であり、建物や乗り物の中に逃げ込むしか安全な場所はない。
日本では7月にもっとも落雷事故が多いとのこと。木の下などに避難しても側撃雷にやられることもあるので注意が必要だ。