1994年9月4日、世界で初めての完全な人工島に建設された海上空港・関西国際空港が開港した。
24時間運用可能な国際拠点空港で、旅客数は2023年段階で2600万人に迫っている。
関空(かんくう)、キックス(空港コードKIX)などとも呼ばれるこの空港は、大阪湾内泉州(泉南郡田尻町、泉佐野市、泉南市にまたがる)沖5kmの埋立地に作られた。
IR大阪駅から電車で65分だが、実は和歌山に非常に近く紀州を訪れるのにはとても便利な空港だ。
僕には和歌山に親戚が何軒かあり、そこを尋ねるときに何度か利用したが少し脱日常の雰囲気を持っていて、旅情に浸ることができる。
トイレの清潔さ、ロストバゲージがないことから「バゲッジデリバリー部門、「ローコスト・ターミナル部門」などで、世界1位の評価も受けたことがある。
2018年の台風21号の接近により、1期島のほぼ全域が完遂し大規模な停電が発生した。また、航空燃料を運ぶタンカーが連絡橋に衝突し、橋桁が大きくずれる事故が起こったことは記憶に新しい。
これらを受け、滑走路の嵩上げ工事ならびに新たな施設の建設、さらに海底トンネルの建設などの構想が続いている。