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  路面電車の日
Rakza MAGAZINE

路面電車の日

2023.06.10
編集長の独り言
田中 尚雅

1995年6月10日、全国の路面電車を持つ自治体が、広島で「第2回路面電車サミット」を開催し、「ろ(6)でん(10)」という語呂合わせもあり、この日を「路面電車の日」と制定した。

路面電車とは、主に都市内の道路上に敷設された鉄道を指し、道路上の安全地帯や歩道から車両に乗降するものを言う。

元々は都市内の馬車鉄道として生まれ、1840年代には欧米各地に広がった。

日本でも、かつては北海道から沖縄まで各地を走っていた路面電車だが、現在は札幌市、函館市、東京都、富山市、高岡市、福井市、豊橋市、大津市、京都市、大阪市、堺市、岡山市、広島市、松山市、高知市、長崎市、熊本市、鹿児島市でしか見ることはできない。

僕にとっては、早稲田大学のそばを走る東京の都電荒川線が時々利用する電車だったが、京都に住む今は嵐電(京福電鉄嵐山線)が日常使いとなっている。

決して利便性やスピードを競うわけではなく、都市の中に静かに溶け込んでいる風情は、ずっと残したい街の情景だ。

写真は、北海道函館市の「ハイカラ号」

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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