今日はいろんなことを連想で考えてみた。
12月2日は、画家の谷内六郎の誕生日だ。
そして、谷内六郎の絵をいえば、何とも懐かしい昭和の風景だ。そしてまた、「週刊新潮」の表紙を、創刊の1956年からずっと担当し、その作品数は1336本になるという。
そして、我々の世代にとって忘れられないのが、「週刊新潮」のテレビコマーシャルだった。
僕の記憶で鮮明なのは、ラジオ東京テレビ(現在のTBS)の「不二家の時間」という日曜19時半の枠、もっとも1959年6月から1965年まではアニメの「ポパイ」が放送されていた。
「ポパイ」が終わって午後8時になるころ、『週刊新潮は、明日発売されます』という女の子のナレーションが、「赤とんぼ」のピアノの旋律とともに流れ、画像は谷内六郎作による表紙だった。
コメントはやがて、『ただいま発売中です』になり、音楽は「村祭り」に変わって行くのだが。
「赤とんぼ」の曲と、郷愁を誘うような谷内の絵が、日曜の終わりと寝る時間へとつながり、「明日からまた学校だ」という気持ちに繋がっていた気がする。このコマーシャルが終わると、母に「もう寝る時間よ!」と言われていた気がする。
遠い遠い昭和30年代の記憶だ。