1875年12月16日、東京王子にある「抄紙会社」の工場が設立から3年間苦心惨憺し、ようやく営業運転を開始したことに由来し、この日が「紙の記念日」となった。
この工場は、渋沢栄一が提唱し、大蔵省の認可を得て設立されたもので、現在の王子製紙の前身である。
渋沢栄一は、東京瓦斯、秩父セメント、帝国ホテル、キリンビール、京阪電気鉄道など、500以上の企業を設立した「日本資本主義の父」とも言われる大実業家だった。
そして渋沢栄一と言えば、2024年度に発行予定の新一万円札の肖像になることが決まっており、NH Kの2021年の大河ドラマ「青天を衝け」のおかげもあり、今や知らない人はいなくなった。