1914年12月18日、東京駅の完成式が行われた。
1889年に新橋駅と上野駅の中央に、中央停車場を建設する計画があったが、資金不足や日露戦争の影響で中断されていた。
場所は江戸時代からの繁華街である京橋側でなく、皇居の正面丸の内側である。赤煉瓦造の駅舎は建築家の辰野金吾の設計によるもので、現在は重要文化財にも指定されている。
完成式の2日後に開業し、その日に東海道本線の起点は、新橋駅から東京駅に移された。
2007年から復元工事が開始され、500億円もの費用をかけて2012年に完成した。
美しい駅舎は人気があり、2024年発行予定の渋沢栄一の1万円札の裏側には、東京駅が描かれる。鉄道駅が紙幣のデザインになるのは、初めてのことだ。
このようにジグソーパズルとしても商品化されている。