1932年4月24日、日本初のダービー・第1回東京優駿大競走が開催された。
その日はあいにくの雨模様で馬場は不良の目黒競馬場だったが、1番人気の「ワカタカ」が4馬身差で逃げ切った。
現在は、毎年5月の最終日曜日に、日本ダービーは東京競馬場で行われている。
距離は2400メートル、現在の正式名称は「東京優駿」だ。
このレースに勝つことは、日本の競馬で最高の栄誉とされている。
3歳馬7000頭の頂点に立つためのこのレース、出走枠は最大18頭で、皐月賞の4着以内、青葉賞の2着以内、プリンシバルステークスの1着馬に有線出走権が与えられ、あとは出走登録時の賞金額上位11頭が選ばれる。
元々はイギリスの「ダービーステイクス」というサラブレッド3歳馬のナンバーワンを決めるレースであり、1780年に第12代ダービー伯爵エドワード・スミス・スタンレーが創設した。
日本ダービーは競走馬にとってはもちろんのこと、馬主、調教師にとっても最高の栄誉ではあるが、騎手にとってはダービーの制覇が生涯最高の目標と言っても過言ではない。
ちなみに日本ダービーの最多勝利騎手は6勝の武豊であるが、天才と呼ばれた武も、ダービー初騎乗から初制覇までは10年という時間を要した。
今年は第91回の日本ダービーとなり、5月26日に東京競馬場で行われる。