10月24日は「文鳥の日」。
何故かというと、「手に幸せ」の語呂合わせという。て(10)に(2)し(4)あわせ、という訳だ。
確かに僕が幼い頃、「手乗り文鳥」は大ブームだった。手乗りインコもいたが、やはり日本的な文鳥、特に色鮮やかなサクラブンチョウが人気だったと思う。
当時、チョコレートのパッケージを集めると懸賞でサクラブンチョウが当たるなどという企画もあり、僕の家にはいつも手乗り文鳥がいた記憶がある。
ひなの時から手の上で餌を与え、人に慣れさせる。籠の中で飼うのだが、日中は部屋の中で放し飼いにしていた。部屋の中を飛び回り、時に手や頭の上に止まる姿は愛らしく、身近な友達となっていた。
成鳥になると、水も餌もそこら中に散らかすのだが、その手がかかるところも人気の秘密だったのかもしれない。
統計によると、1970年ごろには40万羽以上手乗り文鳥の生産があったというから相当なものである。
今、サクラブンチョウを飼っている家は、どれくらいあるのだろうか?