2020年の今日、志村けんさんが亡くなった。
2020年3月17日、志村は倦怠感を訴え自宅で静養していたが、20日の往診で重度の肺炎と診断され緊急入院した。
21日に人工呼吸器に切り替えた段階から意識はなかったという。新型コロナウイルス陽性と分かったのは23日のこと。24日に国立国際医療研究センター病院に転院してECMOを装着したが改善は見られず、29日23時10分、新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎のため死去。70歳だった。
志村けんは東京都東村山市生まれ。小学校教諭だった父から厳格に育てられたが、中学生の頃からお笑い芸人の世界に憧れを抱くようになる。
高校卒業を間近にして、いかりや長介の家に押しかけ、弟子入りを志願する。
付き人をしながらお笑いコンビを結成もしたが、荒井注の脱退でザ・ドリフターズの正式メンバーになる。
その後の活躍は、もう説明の必要もないだろうが、お笑いのセンスだけでなく「天才!志村どうぶつ園」で見せるような、優しさと誠実な人柄も魅力だった。
「鉄道員(ぽっぽや)」で見せた芝居は素晴らしく、「キネマの神様」での役者ぶりが見られなかったことが心残りだ。
テレビドラマ初出演となった、連続テレビ小説「エール」ではその没後も放送が続くこととなり、その名演技に多くの人が涙した。
あれからもう4年の月日が経つ。