1520年11月28日、ポルトガル人のフェルナンド・マゼランが、のちにマゼラン海峡と呼ばれるようになる綿米大陸南端の海峡を通過して、太平洋に出た。
人類初の世界一周航海を達成したマゼラン艦隊だが、太平洋の広大さの発見により、地球のおおよその大きさが分かり、世界の地誌の確率に貢献したこと、そして地球が丸いことを証明したことが評価された。
しかし、マゼラン自身はフィリピンで原住民に殺害されたため、世界一周はならなかった。
太平洋は、ユーラシア大陸、オーストラリア、南極大陸、南北アメリカ大陸に囲まれた世界最大の海洋であり、その面積は全地表の約3分の1にあたる。
マゼランが初めて太平洋に出た時、天気が良く穏やかな日か続いたため、この海を「Pacific Ocean(太平洋)」と名づけたと言われている。
マゼランが烈風吹き荒ぶパタゴニアの航海を終え、初めて太平洋に達しその広大な光景を見た時、平和で穏やかだったのは海よりも彼の心の中なのではなかっただろうか?目に浮かぶような気がする。