1941年12月8日、日本帝国海軍は、ハワイ・オアフ島の真珠湾を奇襲攻撃し、日本帝国陸軍はマレー半島に奇襲上陸した。
日本政府は、アメリカ、イギリスに宣戦を布告し、アメリカは翌日ルーズベルト大統領の元で日本との戦争を宣言する。
太平洋戦争の開戦である。
終戦記念日ほどではないが、この時期にも戦争にまつわる番組や特集がテレビには溢れる。もうあの日から82年も経つのに、67歳の僕のDNAは何かを感じずにはいられない。
その中で、かつて放送されたN H K B Sプレミアムの「映像の世紀プレミアム 太平洋戦争 銃後 もうひとつの戦場」には考えさせられた。銃後を守る国民が、熱狂し、そして前線の兵士と共に絶望の淵へと落ちていく様を、当時の映像を駆使して伝えてくれたドキュメンタリーだ。
ディレクターは、日本テレビ時代の後輩に当たる千野克彦だったこともあるが、興味深く、そして深い思いと共に見せてもらった。
戦争という間違えた選択を、も二度と繰り返してはならない。
それを考えるのが、この日を迎える我々の義務である。