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  大寒
Rakza MAGAZINE

大寒

2024.01.20
編集長の独り言
田中 尚雅

「冷ゆることの至りて甚しきとなればなり」これが、暦便覧の大寒の記述だ。

当然、一年で最も寒さが厳しい時期である。

小寒から立春までが「寒の内」であり、暦の上では立春が1年の始まりなのでこの時期は年の終わりを表している。

また、「寒の内」に汲む水を「寒の水」と呼び、この水で仕込む酒や味噌、醤油は不純物や雑菌が少なく、最も美味しくなると言われている。

さらに、心身を清めて修行する「寒垢離(かんごり)」や、武道における「寒稽古」、芸事の「寒復習(かんざらい)」も行われる。

大寒卵というのをご存知だろうか?

大寒の初日に生まれた卵のことで、鶏は冬前に餌をたくさん食べて栄養を蓄え、冬本番になると卵を産まずにじっとしていたという。そのため、大寒のころに生まれた卵には栄養が凝縮されていて、縁起物として重宝されるようになったという。

「健康運」や「無病息災」、さらには黄身の黄色が特に濃くなることから「金運」の願いも込められているという。

日本橋三越では21日午後5時ごろから、大分県日出町が産地の「山平の大寒たまご」が数量限定で発売される。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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