1950年4月30日、「図書館法」が交付されたことにちなみ、この日は「図書館記念日」となっている。
対象となるのは国立や公立、また学校に附属する図書館や図書室であり、企業などが設置する専門図書館はこの法律で定められることはないが、図書館法の目的は、図書館の設置及び運営に関して必要な事項を定め、国民の教育と文化の発展に寄与することである。
国民の書籍や活字離れが切実な昨今であるが、図書館の持つ使命が、本を提供することだけだった時代から、さまざまな交流や文化発信の拠点となる新たな図書館も多く見られるようになり、書籍好きの僕としては心躍るものがある。
今、僕が最も訪れたいのは、埼玉県所沢市の「ところざわサクラタウン」に2020年オープンした、「角川武蔵野ミュージアム」である。
館長は松岡正剛であり、「本の森」、「本棚劇場」といった興味深いコンセプトが展開されている。
僕が図書館に最も求めるものは、本に囲まれる空間が欲しいためであり、それが大きけば大きいほど落ち着く。
コロナでなかなか行けないうちに、京都に帰ってしまった僕から見れば、ちょっと遠い夢の国だ。