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  半夏生
Rakza MAGAZINE

半夏生

2023.07.02
編集長の独り言
田中 尚雅

半夏生は、二十四節気の「夏至」をさらに3つに分けた七十二候の中の雑節のひとつ。今年は今日からの5日間を指す。

七十二候は農作業の目安とされることも多く、特に稲作農家では「チュウ(夏至)は外せ、ハンゲ(半夏生)は待つな」とも言われ、夏至からこの日までに田植えをすることによって収穫量を増やす役割も担っていた。

半夏生に食べられるものとしてタコやうどんがあるが、香川県の「本場さぬきうどん協同組合」は1980年に7月2日を「うどんの日」と定めた。

「タコうどん」というのもあると聞いた。

またこの季節、半夏という薬草が開花する時期でもある。

本当の名は烏柄杓(カラスビシャク)というこの薬草は、水辺や湿地に多く自生し、この時期に白い花穂をつけ、すぐ下の葉も白くなり化粧をしているようにも見えることから半化粧とも言われる。

京都の建仁寺の塔頭・両足院の半夏生は美しい。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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