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  今日は立秋
Rakza MAGAZINE

今日は立秋

2024.08.07
編集長の独り言
田中 尚雅

立秋は二十四節気のひとつで、夏が極まり秋の気配が立ち始める日とされる。

しかし梅雨が長引いた今年の立秋、京都は夏真っ盛りである。とても残暑とは言いにくい。

秋で思い出す言葉は「白秋」。

北原白秋の名前のもとにもなったこの言葉は、中国の陰陽五行思想で使われた季節を表す言葉で、「青春」、「朱夏」、「白秋」、「玄冬」と色が当てられている。

ちなみに「玄」は黒のことである。

人生100年に当てはめて均等に割れば、白秋は51歳から76歳にあたるのだろうが、どうだろう?

五木寛之の著書の中にはこんな文章がある。

「絵にたとえてみますと、青春はクレヨン画、朱夏が色鮮やかな油絵で、白秋が水彩。そして玄冬は水墨画みたいなものかもしれません。モノトーンの黒色の中に、あらゆる無限の世界がある」

立秋とは思えない暑さのなかで、今日夏の高校野球が開幕する。

特筆すべきは、今年は新たな暑さ対策として、気温が上がる時間帯を避けて午前と夕方に分ける2部制を導入する。

開会式の行われる今日は、第一試合が午前10時開始、終了後一旦観客も退場させた上で夕方の午後4時から第二試合が行われる。

ただし、開幕から3日間の限るということであるが、新たな取り組みであることは間違いがない。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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