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  五山の送り火
Rakza MAGAZINE

五山の送り火

2024.08.16
編集長の独り言
田中 尚雅

先祖の霊を送る、精霊送りの意味を持つ京都の伝統行事。

その起源は記録が定かではないが、平安時代とも言われている。

五山に、「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の火が灯される。

東山・如意ヶ岳の「大文字」は、75箇所の火床を持ち、第一画の長さは80m、

第二画は160m、第三画は120mもの長さで、夜空に大きく浮かび上がる。

京都に生まれた人や、この風景を一度でも見た人には、この美しく空を焦がす風景が思い出とともに心に残る。

コロナウイルス感染症が蔓延していた頃は、文字の一部だけの点灯だったこともあるが、昨年からは往年の姿を見せてくれている送り火。

今夜などんな姿を見せてくれるのだろうか。

送り火は、インターネットでも生配信されるが、全国系ではBS11でも生中継してくれる。

暑い中、人混みに出掛けて行くのはちょっと億劫だが、せめて画面を通して、送り火を見たいと思う。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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