1947年8月17日、日本のプロ野球初のナイトゲーム巨人―中日戦が横浜ゲーリック球場で行われた。巨人のクリーンナップトリオは、青田昇、川上哲治、平山菊二。中日は杉浦清、大沢清、茅野秀三だった。
詳しい記録は残されていないものの、翌日の新聞では「空前の超満員」と報じられた。
当時の横浜ゲーリック球場(現在の横浜スタジアムの場所にあった)は連合軍に接収されていたため照明設備があったが、実際には十分な明るさが足りなかったらしい。そのため、初回の打席で青田は球がよく見えず、顔面に死球を受け、また川上の打球が本塁打か否かをめぐり、試合が中断されたという記録が残っている。選手には、酷な試合だった。
尚、試合は3対2で中日の勝利、前日にベーブ・ルースが亡くなったため、両軍は試合前に黙祷を捧げたという。
77年前の、記念日である。