1903年の今日、東京電車鉄道の路面電車が新橋〜品川間で営業を開始し、東京で始めてチンチン電車が走った。
チンチン電車とは、路面電車の車掌と運転手の間で合図にベルが使われており、「チンチン」という音がよく聞かれたからの命名だ。
また、一般道路を走る日本初の路面電車は、1895年開業の京都電気鉄道、東洞院塩小路〜伏見町東油掛間だった。
でも、東京で初めて走ったこの日が「チンチン電車の日」というのが悔しい。
僕の少年時代、京都はまだまだ市電が交通の中心だったように思う。バスやトロリーバスも走っていたが、市電の思い出の方が強い。
学校の近くに烏丸車庫があり、小学生時代悪ガキだった僕は、市電に硬貨を轢かせてペチャンコにしたこともある。本当は犯罪なのだろうな?
そんなチンチン電車も、京都市電は1978年10月1日に全廃された。
東京でも、一度は1972年までに廃止されることになったが、荒川線の存続が決定し、今も元気に走っている。
写真は京都市電のさよなら電車