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  ケーブルカーの日
Rakza MAGAZINE

ケーブルカーの日

2024.08.29
編集長の独り言
田中 尚雅

1918年8月29日、奈良県の生駒山鳥居前〜宝山寺間に日本で初めてのケーブルカーが開業された。

それを記念して、この日がケーブルカーの日となった。

大阪電気鉄道(現在の近畿日本鉄道)の子会社・生駒鋼索鉄道が開業したケーブルカーのおかげで、宝山寺への参拝客が大幅に増えたという。因みにケーブルカーの日本語訳が、鋼索鉄道である。

京都生まれの僕にとっては、比叡山に登るための叡山ケーブルが最も親しんだケーブルカーかもしれない。ケーブル八瀬駅からケーブル比叡駅までを9分で結ぶこのケーブルカーは、高低差が495メートルあってこれは日本最大。

延暦寺に向かうには、このケーブルカーを利用するのが便利だ。

東京でいえば、高尾登山電鉄のケーブルカーだろうか?

因みに高尾山も薬王院に参詣する足となっていて、こうしてみるとケーブルカーは寺社や山岳信仰と深い関わりがあるのかもしれない。

急勾配の山肌を、鋼鉄のケーブルで引っ張り上げるケーブルカー。

その姿は力強く独特であり、素晴らしい景観も見せてくれる。

何とも旅情を感じさせてくれる乗り物だ。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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