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  ケーキの日
Rakza MAGAZINE

ケーキの日

2024.01.06
編集長の独り言
田中 尚雅

1879年の1月6日、上野の風月堂が日本で初めて、ケーキの広告を東京日日新聞に掲載した。

その内容は、「文化は日々開けていき、すべてのものが西洋風になってきていますが、ただ『西洋菓子』をつくっている人はいません。そこで当店では外国から職人を雇ってケーキをつくり、博覧会へ出品したところ大好評でした。ぜひご賞味ください」というものだった。

ケーキは僕の子どもの頃は大変な高級品であり、お客様にいただくか、それこそ病気のお見舞いでもらった時に食べることができるようなハレの日のものだった。

それがいつしか少しずつ身近なものになり、今ではスイーツのバイキングなども日常のものになった。

僕のバンドのメンバーにもパティシエールがいるが、お店のショーウィンドウに並ぶようなケーキを、自宅でいとも簡単に(そうお思うのは僕だけかもしれないが)作り出してくれる。

まるで魔法だ。

当時の人たちは、初めて見るケーキの美しさ、初めて味わう西洋菓子の美味しさに、きっと驚いたことだろう。

上野風月堂の歴史は、そのホームページで読むことができる。

https://www.fugetsudo-ueno.co.jp/history_meiji.html

夢のようなケーキにフォークがそっと触れる瞬間、心はときめく。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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