日本では12月7日は「クリスマスツリーの日」という記念日になっている。
ことの起こりは、1886年の2月7日、横浜で開業したあの明治屋が、日本で初めてクリスマスツリーを飾った日であることに由来している。
日本初のクリスマスツリーは、横浜の外国人船員のための装飾だった。
その後明治屋は、1900年に東京の銀座に店舗を移したが、それからも毎年ツリーを飾り、そのイルミネーションがクリスマスの認知度を高め、世の中に徐々に浸透したようだ。
1912年に発表された木下利玄の短歌に、「明治屋のクリスマス飾り灯りて煌びやかなり粉雪降り出づ」と詠まれた。
クリスマスツリーで有名なのは、ニューヨークのロックフェラーセンターのものだが、1990年ごろ僕は「ズームイン!!朝!」の取材でモミの木を切り出すところに行ったことがある。
個人の庭にある木だったように記憶しているが、あれはいったいどこだったのだろう?毎年この季節になると思い出す。
クリスマスツリーは、心にも暖かな火を灯してくれる気がする。