信じられない事件が起こったのは2001年9月11日のことだった。
もうあまり思い出したくもないが、イスラム過激派テロ組織のアルカイーダに乗っ取られた4機の航空機が、自爆テロ起こした事件だ。
死者は2996人、負傷者は6000人を超えた。
アメリカン航空11便が世界貿易センタービル北棟へ突っ込んだ時、日本時間では9月11日火曜日の21時46分だったので、ニュースステーションのトップニュースとして流れた。
当時僕は日本テレビの営業局営業推進部勤務で、火曜日の夜は業務会という会議の直後だった。21時くらいに会議を終え、後輩二人と麹町四丁目にあった「光知乃」というおでん屋で一杯やり始めた直後だった。
テレビの画面を見ながら、「おいおい、とんでもない事故だぜ!」とか言いながら飲んでいた。
日本時間の22時3分、今度は2機目のユナイテッド航空175便が南棟に突っ込んだ。これを見た瞬間、飲んでいた3人は言葉もなく勘定をして、日本テレビに戻ったことを覚えている。
テロだと悟ったからだ。
それから一晩中、スポンサー対応やCM差し替えの仕事に追われた記憶がある。
あれから、今日で23年。
長いようで、あっという間に感じる。