8月19日は「俳句の日」。もちろん「はいく」の語呂合わせだが、京都教育大学名誉教授で正岡子規研究で知られる坪内稔典が、1992年に制定したそうだ。
俳句に興味がなくとも、今日くらいは俳句に親しんでみては如何?
赤い椿白い椿と落ちにけり (河東碧梧桐)
梅一輪一輪ほどのあたたかさ (服部嵐雪)
旅に病んで夢は枯れ野をかけめぐる(松尾芭蕉 辞世))
遠山に日の当たりたる枯野かな (高浜虚子)
春の海ひねもすのたりのたりかな (与謝蕪村)
降る雪や明治は遠くなりにけり (中村草田男)
目には青葉山ほととぎす初がつお (山口素堂)
雪の朝二の字二の字の下駄のあと (田捨女)
我ときて遊べや親のない雀 (小林一茶)
をととひのへちまの水も取らざりき(正岡子規 辞世)
十七文字で、こんなにも情景が見えてくる。
絵は、松尾芭蕉と河合曾良、そして写真は正岡子規