1915年8月18日、大阪の豊中球場で第1回全国中等学校優勝野球大会が始まった。
出場校は地区予選を勝ち抜いた10校、初代の優勝校は京都二中だった。
第10回大会から舞台は甲子園球場になり、1948年からは全国高等学校野球選手権大会と呼ばれている。
ちなみに、古関裕而作曲の「栄冠は君に輝く」は、この年に作曲され、第30回大会から大会歌となっている。
歴史を重ねた大会だが、一昨年は新型コロナウイルス感染症の流行を考慮し、大会は中止された。
そして昨年の大会開会式では山崎育三郎が「栄冠は君に輝く」を独唱した。
今年の第104回大会では、開幕直前に多くの出場校での集団感染が確認され、日程の調整などが行われ関係者には大変なことだったと思う。
昨年は雨のために大幅に日程が遅れた大会だったが、今年はまったく影響をうけていなかった。
ところが関西地方は昨日断続的に降り続く雨で、ついに順延かと思われた。
しかし未明に雨は止み、その後の懸命のグラウンド整備によって本日の準々決勝は45分の遅れで開催される見込みだ。
高校野球の歴史は、これからもずっと刻まれ続ける。