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  花火の日
Rakza MAGAZINE

花火の日

2021.05.28
編集長の独り言
田中 尚雅

享保18(1733)年5月28日、隅田川の両国橋付近で水神祭りの川開きが行われ、慰霊を兼ねて花火が打ち上げられた。

これが、「両国の花火」の始まりである。

その後、江戸を代表する花火師の屋号「玉屋」と「鍵屋」が花火製作の技を競うようになり、現在に繋がっている。

 

実は、「花火の日」は他にもある。それは8月1日だ。

理由は、戦後GHQにより花火の製造が禁止となっていたのが、解禁された日が1948年8月1日だったから。もうひとつ、1955年の8月1日に東京墨田区の花火問屋の倉庫で爆発事故があった日だから。

でも、Rakza MAGAZINEでは、前向きな5月28日の方を認定する。

 

日本では、花火は特別な意味を持つ。

慰霊や悪霊退散のために打ち上げられ、納涼のためのイベントであり、精霊流しや京都の大文字のような送り火の意味も持った。

 

さらに「花火」という言葉でもわかるように、空に咲く一瞬の花であり、「菊」や「牡丹」という名前も見受けられる。

桜のように、パッと咲きすっと散っていく刹那の潔さとか切なさというものを、感じているのではないだろうか。

 

東京はまだ梅雨入りにもならないが、夏の夜空の花火に思いを馳せ、浮世絵や山下清の「花火」を楽しむ日にしたい。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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