1946年2月3日、伊勢神宮を本宗とし、日本全国8万社ある神社のうち主要なもの7万9千社以上が加盟する神社本庁が発足した。
連合国総司令部が発した「神道指令」により、神社の国家からの分離を命じられたため、当時民間の神社関係団体であった、皇典講究所・大日本神祇会・神宮奉斎会の3団体が集まり、神社本庁となった形だ。
したがって神社本庁は官公庁ではなく、宗教法人法に基づく文部科学大臣所管の包括宗教法人である。しかしながら、国家からは宗教として扱われないまま国家祭祀を公的に行う位置付けとされており、その辺りが理解しづらい。
宗教ではないが、便宜的に宗教法人法で規定されていると理解するべきだろうか。
神社本庁はまた、都道府県ごとに神社庁を有している。
僕の曽祖父(四代前)の尚房は、天保10(1839)年11月22日に尾張藩名古屋江戸町の尾張藩侍医の家で生まれた。一度は父の跡を継いで寄合医となるが、明治5年に熱田神宮少宮司となり、7年13月に京都に移り八坂神社宮司となり、9年1月に北野天満宮宮司となり没するまで続けたと記録には残っている。
神社を移ることが今の人事異動に該当するのではないかと、僕は勝手に理解しているがどうなのだろうか?
今日は神道について考えてみる日だと思っている。