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  漱石忌
Rakza MAGAZINE

漱石忌

2020.12.09
編集長の独り言
田中 尚雅

文豪・夏目漱石の忌日は12月9日である。

本名は金之助、俳号は愚陀仏。

いまさら漱石の経歴を追うまでもないが、東京専門学校(現早稲田大学)、愛媛県尋常中学校(現松山東高校)、熊本・第五高等学校(現熊本大学)、東京帝国大学などで教鞭を取ったのち、朝日新聞社に入社し職業作家となる。

ちなみに、東京帝大では小泉八雲の後任だった。

 

漱石の作品を読むと、決して私小説ではないのだが、彼の人生の色んな部分が反映されていて楽しい。そして、独特の言葉遊びや造語も興味深く、今は一般の言葉になったものも少なくない。

 

それでも一冊を選ぶなら、「坊っちゃん」だろうか。当時そんな言葉はなかったが、エンターテイメント小説だと思う。

 

健康には恵まれず、その著作の中にも病気がよく現れるが、最後は胃潰瘍によって人生を終える。1916年、49歳だった。

 

漱石の遺体は解剖され、その脳が現在も東大医学部に保存されているというのが驚きだ。墓所は雑司ヶ谷霊園にある。

 

大学1年の夏、クラスメート四人と高田馬場で、全員合わせて小銭だけになるまで飲み、雑司ヶ谷の漱石の墓所まで西武新宿線の線路を歩き、蚊に襲われながら漱石論を交わしたことがある。

今から思えば、我々の世代はみんな夏目漱石を読んでいるのが常識だったのだと思う。教育学部だったからだろうか?

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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