1951年4月21日、ラジオ16社に民放初の予備免許が与えられた。
そのことにちなみ、今日は民放の日となっている。
この年の9月には、名古屋で中部日本放送(現・CBCラジオ)と大阪の新日本放送(現・毎日放送)が本放送を開始した。
それまでは、電波は政府の専掌であり、日本放送協会だけが放送を行なっていた。1950年に電波三法(電波法、放送法、電波管理委員会設置法)が定められ、国の出資を受けず受信料制度によって放送を行う、特殊法人としてのNHKと民間放送の併存体制がスタートする。
日本民間放送連盟の創立も1951年のことで、16社でスタートした民放連も現在は全国207社となっている。
民放の職員として働き、民放連の委員も務めた身としては、少し特別な思いを抱く日でもある。
ただ、いちばんの思い出は、昭和の時代に放送されていた民放テレビ局が持ち回りで制作していた「ゆく年くる年」かもしれない。
自分の関わった番組が、まさに日本中の受像機に映っていたことへの感動とともに。