日本の野球の創成には、慶應義塾体育会野球部と早稲田大学野球部が大きく関わっている。早慶の初対決は、1903年11月21日と記録されているが、その後1914年から、明治大学硬式野球部を合わせた3大学でリーグ戦が始まった。
東京六大学野球連盟が発足したのはのちの1925年であるが、その足掛かりとなる日だったと言えよう。
折しも2020年秋季リーグ戦は、佳境に入っている。
このシーズンはここまで慶應義塾と早稲田が勝率10割ながら勝ち点0.5の差で慶應がわずかにリード、11月7・8日に予定されている早慶戦で優勝が決まることになる。
今年の春季に法政大学が優勝し、ついに優勝回数は早稲田を突き放し最多の46回となっている。しかも、優勝経験のある5校のうち、もっとも長く優勝から遠ざかっているのが早稲田(最後は15年秋)なのだ。
大学野球も熱い、秋である。