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  寒露
Rakza MAGAZINE

寒露

2021.10.08
編集長の独り言
田中 尚雅

二十四節気の「寒露」は、暦便覧いよれば「陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすればなり」という頃だ。

かつてこの頃は、日本各地に雁が渡ってくる時期であった。

また菊の頃であり、蟋蟀が鳴く季節でもある。

 

そしてまた、熱燗の季節でもある。

僕は年を通して清酒は主に燗をして飲むが、「寒露」の頃は、夏は冷やした酒や常温の酒を飲んでいた人も、燗酒を飲む季節ではあるまいか。

 

気に入りの銘柄を、気に入りの方法で燗をつけ、その時の気分に合う酒器に注ぎ口に運ぶ。

温かな酒は喉から胃の腑へと落ち、秋の喜びを感じる頃。それが「寒露」に他ならない。

 

今宵、豆腐、塩辛、海苔、刺身を用意して、ゆるりとぬる燗を楽しみたい。

 

そして今年の寒露・口明けの酒は、黒松剣菱を用意している。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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