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  大滝秀治 日本一の名脇役
Rakza MAGAZINE

大滝秀治 日本一の名脇役

2020.10.02
編集長の独り言
田中 尚雅

2012年10月2日、大好きな名脇役、大滝秀治さんが亡くなった。87歳だった。

大好きであるにもかかわらず、あまり若い頃の顔を思い出せないでいたが、それもそのはず遅咲きの役者で、映画やテレビドラマで注目されたのは40歳を過ぎてからだった。

 

どんな役でもこなす器用さは、重用された伊丹十三監督作品だけを見てもよくわかる。

「お葬式」

喪主となる主役・井上侘助(山崎努)の義理の叔父・雨宮正吉役。ことあるごとに作法や風習を口に出し、皆を混乱させる爺さま。なんとなく可愛らしさがあった。

「タンポポ」

この映画では誰も明確な役名がない。が、モチを喉につまらせる資産家の老人役演じた。ひとりでそばやぜんざいを食って喉をつまらせる様は落語の所作のようで絶品。

「マルサの女」

マルサの女・板倉亮子(宮本信子)が港町税務署にいた頃の上司。人の良い地方公務員として、板倉のマルサへの異動を喜ぶさまが身内の愛に満たされているように見えた。

「あげまん」

銀行の秘書・ナヨコ(宮本信子)の上司千々岩頭取役。ワンマン頭取ながら若い歌舞伎役者と情事にふけるコミカルな役柄を見事に演じた。

「ミンボーの女」

弁護士・井上まひる(宮本信子)を雇って暴力団と闘う「ホテルヨーロッパ」の会長役。暴力に怯まない筋の通った経営者役を毅然と演じた。

 

主役を演じたシリーズのドラマ、TBS「日曜劇場」の「うちのホンカン」シリーズ(北海道放送制作)。八千草薫との夫婦役が絶妙だった。VODで見てみたいと思う。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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