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  古賀政男に国民栄誉賞が贈られた日
Rakza MAGAZINE

古賀政男に国民栄誉賞が贈られた日

2020.08.04
編集長の独り言
田中 尚雅

1978年8月4日、日本の作曲家・古賀政男に王貞治に次ぐ史上二人目となる国民栄誉賞が贈られた。その死後わずか10日後のことであった。

古賀メロディといえば、旋律もさることながらイントロや曲中の乾いたギターの音色が切ない。あの音はピック(イギリスではプレクトラム)で弾かれているのだが、古賀がマンドリン奏者でもあったことを知れば頷ける。彼は明治大学予科に入学して、明治大学マンドリン倶楽部の創設にも関わっている。

あのトレモロ奏法は、マンドリンがベースにあるのだ。

藤山一郎との出会いは、NHKの連続テレビ小説「エール」でも描かれているが、多くのヒット曲を生み出した。

「丘を越えて」、「東京ラプソディ」など軽快なメロディの曲も良いが、古賀政男の極め付けは「影を慕いて」ではないだろうか。

大学時代、古賀は旅先で自殺を図ったことがある。それは未遂に終わったが、その時の蔵王の夕暮れから「影を慕いて」の詩が浮かんだという。

そう、「影を慕いて」は、作詞も古賀政男なのだ。

この名曲が生まれたのは、1932年。五・一五事件のあった年である。

完成された世界観、切ない詞とメロディが今でも人の心を撃つ。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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