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  八十八夜
Rakza MAGAZINE

八十八夜

2021.05.01
編集長の独り言
田中 尚雅

夏も近づく八十八夜

野にも山にも若葉が茂る

あれに見えるは茶摘ぢゃないか

あかねだすきに菅の笠

 

誰もが知っている文部省唱歌の「茶摘み」の歌詞だ。

八十八夜は雑節のひとつで、立春から88日目。

この日に摘んだ茶は上等なものとされ、またその茶を飲むと長生きできるという縁起物でもある。

茶所といえば、埼玉の狭山茶、静岡茶、京都の宇治茶が有名だが、日本各地でイベントも開催されるようだ。イベント用に行われる茶摘みの模様は、本当に美しい。

ところで、葛飾北斎の「富嶽三十六景」の中でも、茶摘みが描かれている。

「駿州片倉茶園ノ富士」とい絵だが、茶を摘む女たちと、交代を待って床几に座る女たちが描かれている。

天保年間にも、茶摘みが初夏の風物詩であったことがわかる。

もっとも、この作品群は版画の浮世絵であり、色使いの都合から茜色の襷でないのが残念ではあるが。

 

今日は茶摘みに想いを巡らせ、美味しい緑茶を飲もう。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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