毎年12月17日から19日まで、浅草寺境内では羽子板市が行われている。
「浅草寺歳の市」ホームページによれば、羽子板は、古くは「胡鬼板(こぎいた)」や「羽子木板(はねこいた)」と呼ばれ、また羽根は「胡鬼の子」「はごの子」「つくばね」とも呼ばれ、室町時代から宮中で遊ばれていたという記録が残っているそうだ。
羽根つきには厄払いの想いがあり、羽子板を贈るのは邪気除けの意味があったようだ。
羽根についている黒く堅い玉は「無患子(むくろじ)」と呼ばれ、まさに無病息災のお守りであったことがその文字から知ることができる。
こんな年だからこそ、羽子板市は盛況になってもらいたいが、おそらく人出は少なくなることだろう。
せめてニュースなどの映像で、華やかさを感じたいと思う。
写真は、浅草寺のホームページから。