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  七人の侍の日
Rakza MAGAZINE

七人の侍の日

2021.04.26
編集長の独り言
田中 尚雅

1954年4月26日、黒澤明監督の映画「七人の侍」が公開された。

 

主演は三船敏郎と志村喬、モノクロ、スタンダードサイズで、東宝が製作し、配給した。

黒澤が、「本物の時代劇」を目指して制作したもので、殺陣や立ち回りを見せるのではなく、リアルな戦闘を念頭に作られている。

劇中の七人の侍は、農民に雇われて農民を野武士から守る役柄で、全体の構成も「侍集め」、「戦闘の準備」ここでは侍と百姓との交流が描かれた、そして「野武士との戦い」という3部形式であり、時間的にも207分の全編がほぼ均等に分けられている。

 

オープンセットを使った大掛かりな戦闘シーンがクライマックスとなることもあり、1つのシーンを複数のカメラで同時に撮影する「マルチカム撮影法」が導入され、最大で8台ものカメラが使われたという。

また、望遠レンズも多用されスローモーションが使われたことも画期的だった。

豪雨の決戦シーンは、撮影の遅れにより真冬の2月にずれ込み、極寒の中の撮影は過酷を極めたと言うが、その迫力は圧倒的で、名シーンとして多くの映画ファンの記憶に残っている。

 

アンドレイ・タルコフスキー、ジョージ・ルーカス、ジョン・ウー、マーティン・スコセッシなどの監督にも大きな影響を与え、俳優のユル・ブリンナーはこの映画のリメイクとして、東宝から正式な権利許諾を得て「荒野の七人」を製作した。

 

尚、七人の侍を演じた役者も、黒澤明も二十世紀末までに相次いで亡くなっている。

 

さて、67年前の今日を思い浮かべながら、「七人の侍」を見てみよう。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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